結髪実演/われしのぶ・文金高島田
先日、「着物暮らし はごろも」さんの新しい本拠地「まりも庵」の初イベントにお呼びいただき、結髪実演をさせていただきました。
午前の部は「われしのぶ」、午後の部は「文金高島田」です。
人の髪を結うのは本当に難しいです。
髪のボリューム、長さ、生え方の癖、頭の形など、人によって全く違います。
私の技術不足もあって、なかなか満足のいく結髪はできないのですが、それでも地毛で結う日本髪は本当にいいものだなぁと毎回思います。
今回のモデルさんお二人とも日本髪と着物がよくお似合いになる方で、とても素敵でした。
江戸時代、女性の着物は基本的に裾引きでした。
室内では裾を引きずって歩いていたんですね。(外では紐などでからげて短くしました)
日本髪はボリュームがあるため、裾ひきの着物とはバランスが良いのですが、現在のお端折りをとる着方ですと、どうしても頭が大きく見えてしまいます。
着物とのバランスを見ていただきたくて、今回は引き着代わりに長めに誂えた振袖を持っていき、モデルさんお二人に羽織っていただきました。
全体のバランスが良いと、髪もより美しく見えるように思います。
結髪実演は久しぶりで少々緊張しましたが、とても楽しい1日でした。
今回、実演の機会をくださった「着物暮らし はごろも」さん、モデルさん、スタッフさん、お越しいただきた皆様方に心より感謝申し上げます。
*「着物暮らし はごろも」さんのHPはこちら
http://kimonohagoromo.blog.fc2.com/blog-entry-1625.html?fbclid=IwAR3hGnbvoEPm2jChU4RjCIQhKh4rpPGRrBQG_TC-NUfVir6LPUm7tzopa0U
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