昭和初期の日本髪・洋髪ヘアカタログ
昭和7年7月発行の雑誌「婦人倶楽部」の付録冊子「流行結髪と美髪法一切 日本髪洋髪大全」を入手しましたのでご紹介します。
A5より少し大きいサイズで蛇腹折り、面裏合わせて88ページの冊子です。
洋髪・日本髪それぞれ写真が20点。
昭和7年当時、流行した洋髪と日本髪が紹介されています。
内容は日常のお手入れ方法や結い方、美髪法など、とても興味深い内容です。
髪型だけでなく、着物や広告も時代を感じられて面白いです。
洋髪はほぼ首の後ろで一つに纏めるスタイルで、「パール」「紅孔雀」「ハッピー」「露白」「「ロビン」「ポピー」「姫百合」…など美しい名前が付けられています。
ウエーブがモダンな雰囲気ですが、服装は洋服より着物の方が多いですね。
パーマをかけるのは大変そうです。
日本髪は、高島田、つぶし島田、高まげ、桃割れ、おしどり、丸髷、銀杏返し、結綿、変わり花月、七三、しな髷。
この時代は前髪がとても大きいです。
昭和初期は、まだまだ日本髪を結う人が多かったようです。
洋髪と日本髪が半々くらいだったのでしょうか。
やはり地毛結いはいいですね〜。美しい〜。
写真も素敵ですが、お手入れ方法や結い方などのページも中身が濃いです。 こんな付録が付いてるなら、「婦人倶楽部」7月号、絶対買ってしまいますね!
昭和7年は西暦1932年。今から92年前です。
92年前の女性たちも、「どんな髪型がいいかなぁ」と思いながらページをめくっていたのでしょうね。
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