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江戸時代中期

鈴木春信「見立玉虫八島の合戦(部分)」

年代
結い方
特徴
寛延(1748-1751)・宝暦(1751-1764)・明和(1764-1772)頃に流行
*江戸では安永(1772-1781)頃まで
*近世風俗志(守貞漫稿)によると、髱を長くする流行は延宝(1673-1681)頃から始まり、垂れ下がった髱を髱上げで下から支えていた(鴎髱など)。寛延頃より、下がった髱を高くする形になったとされる。
寛延・宝暦以来、女の髱一段高くす。号して差髱と云ふ。因みに云ふ、延宝以来は髱長き故に下より抱ふる具あるべきなり。《近世風俗志(守貞漫稿)より》
前髪を二段分と鬢の毛を取り分ける。根を作り、残った髪を後頭部に弛みができるようにして根で一括りにする。二段目の前髪を根に括り、左右の鬢の毛を髱と同様に根に纏める。前髪を作り、これも根で纏める。髱を整えて鬢の毛を添わせ、髱差しを入れて髱を形作る。根で纏めた髪に芯を入れ、太い髷を作る。
鈴木春信の美人画によく描かれる髪型。
セキレイの尾羽のように跳ね上がった鶺鴒髱(せきれいづと・せきれいたぼ)と、ぽってりと太い島田髷が特徴。


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